私も今から8年ほど前に日商簿記三級を受験したことがあります。運良く一発で合格することができました。この経験に基づき、このページでは簿記三級が独学だけで問題なく合格できる理由と、合格のポイントについて説明したいと思います。
Contents
簿記三級は独学で合格できる
知識ゼロから独学のみで合格できた私が言っているので間違いないです。簿記三級は独学のみで合格可能です。勉強期間は1ヶ月くらいだったと思います。
理由1:出題範囲が公表されている
独学のみで合格可能な根拠は他にもあります。それは、出題範囲が明確に定められていることです。そしてこの出題範囲は公表されています。ですので、この出題範囲を全て理解できれば独学で充分合格可能です。ちなみにこのページを記載した時点では、試験範囲は下記ページで公開されています。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/exam-list
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理由2:参考書が充実している
出題範囲が明確なので、出版社側もその出題範囲を網羅するよう参考書を作成することが可能です。そのため参考書は内容的に充実しており、どの参考書でも一冊分理解できれば合格できる分の知識を身につけることが可能です。その出題範囲が網羅できるようになっています。
合格のポイントは4つ
下記の4つが合格のポイントだと思います。
- 参考書を一冊理解する
- 過去問を解いて試験に慣れる
- 落ちても諦めずに再受験する
- 時間が余ったら必ず検算する
当たり前のように思うかもしれませんが、この4つが非常に重要です。
参考書を一冊理解する
前述の通り、試験範囲が明確であり、参考書もその試験範囲を網羅している参考書が多いです。ですので、この参考書を一冊分理解できれば十分合格できる知識は身につきます。
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過去問を解いて試験に慣れる
知識があっても、ぶっつけ本番だと時間配分や試験の慣れが無くて、戸惑ったり問題を解くペースが分からなかったりするため、過去問を解いてみて試験に慣れておくことが重要です。
落ちても諦めずに再受験する
ここが簿記3級合格のポイントです。正直言うと、合格できるかどうかは当日の出来次第です。運要素も強いです。
下記のページに合格率が公表されていますが、合格率のばらつきが大きいことが分かると思います。15%未満の回もあれば50%を超える回もあります。その差はなんと30%以上になります。
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class3
合格率のばらつきには理由が2つあると思います。
一つ目は1問1問の配点が大きいことです。特に積算表の問題では複数の回答が必要であり、各回答が他の回答に依存しています。つまり、一つの回答で計算間違いしてしまうと、他の回答を正しく計算できたとしても、一つの回答の計算間違いが響いて他の回答の計算結果も間違ったものになってしまいます。一つ一つの配点も大きいこともあり一つの計算間違いだけで不合格になるケースがあります。
二つ目は問題の難易度にばらつきが大きいことです。特に前述の通り1問の配点が大きいので、1問の難易度が高いだけで不合格者の数は一気に増加する可能性が高いです。ただし、ここに関しては運要素が強いと思います。
ですので、合格できる実力があっても不合格になる可能性は十分あります。参考書一冊分を理解していれば合格できる力は備わっていますので、一度の不合格で挫折せず、何度も受験すれば必ず合格することができます。
時間が余ったら必ず検算する
前述の通り、1つの回答が他の回答に影響するため、1つでも計算間違いしてしまうと他の回答も芋づる式に不正解になるケースが多いです。時間が余ったら必ず検算し、極力計算間違いによる不合格を無くすようにしましょう。
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オススメ参考書(PR)
私のオススメ参考書は「スッキリわかる日商簿記3級」です。実際に私もこの参考書のみで合格しました(もっと古いものですが)。
特にこの本は「知識ゼロから独学で合格を目指している」人にオススメです。
オススメ理由1:とっつきやすい
これが私がこの本をオススメする一番大きな理由です。はっきり言うと、簿記3級の参考書はたくさんありますが、参考書の内容自体はほとんど同じです。なにせ試験範囲が公表されていますので。なので、簿記3級の参考書選びで何を軸に選べば良いかと言うと、これはとっつきやすさだと思います。特に知識ゼロの方は。なぜなら、参考書には簿記の知識ゼロからすれば不慣れな言葉が頻出するからです。この不慣れな言葉が参考書を読むモチベーション低下につながります。
一方で、この本は可愛いネコキャラが分かりやすく&図付きで解説してくれます。ネコキャラが可愛くて、さらに図が多いのでとっつきやすい参考書になっています。さらにストーリー仕立ての内容になっていますので、不慣れな言葉でもどういった意味の言葉であるかが頭に入って来やすいです。私はこの参考書は楽しく読むことができましたし、特に理解に苦しむような解説もありませんでした。
もちろん内容も簿記3級の試験範囲を網羅していますし、基礎から教えてくれますので、この基礎知識を簿記2級の勉強に活かすことも可能です。
オススメ理由2:試験問題も掲載されている
内容を理解したかどうかを確認するための試験問題も掲載されています。参考書の理解度を確認するだけでなく、試験問題に慣れることも可能です。
もっと過去問を解いて試験に慣れておきたいと言う方は、下記のような過去問集も合わせて使うと良いです。
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まとめ
知識ゼロからでも、独学のみで簿記3級に合格することは可能です。そのためには、参考書一冊をしっかり理解し、問題集を解いて試験に慣れ、試験当日は検算をしっかり行うことが重要です。
さらに合格率のばらつきからも読み取れるように、合格 or 不合格かは運要素も大きいです。一度落ちても諦めずに再挑戦することが合格に重要です。