基本情報技術者試験が出題を見直し!さらにアルゴリズムとプログラミングが重要に!

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IPA(情報処理推進機構)が下記のプレスリリースを行い、基本情報技術者試験の出題を見直すことを発表しています。

https://www.ipa.go.jp/about/press/20190124.html

この出題の見直しにより情報技術者試験がどのように変わるのか、このページで解説したいと思います。

出題の見直し内容

プレスリリースにも記載されている通り、出題の見直しは下記の2点です。

プログラミング言語の見直し

「COBOL」が廃止され、「Python」が追加されます。

現状、午後試験のプログラミングは、「C言語」「Java」「COBOL」「アセンブラ」「表計算」の5つから1つを選択して回答する形式だったのですが、この見直しにより、「C言語」「Java」「アセンブラ」「表計算」「Python」の5つから1つを選択する形式に変わります。

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午後試験の出題数・配点等を見直し

「情報セキュリティ」「アルゴリズム」「プログラミング」の配点割合が増加します。

今までは、100点中 情報セキュリティの配点が12点、アルゴリズムの配点が20点、プログラミングの配点が20点でしたが、この出題の見直しにより、情報セキュリティの配点が20点、アルゴリズムの配点が25点、プログラミングの配点が25点となります。アルゴリズムとプログラミングだけで100点の半分の50点を占めることになります。

出題の見直し適用時期

この出題の見直しは2020年の春期試験から適用されます。

出題の見直しによりどう変わるか?

出題の見直しにより基本情報技術者試験がどう変わるのかを見ていきたいと思います。

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アルゴリズムとプログラミングの重要性がアップ

この出題の見直しにより一番変わったのは、基本情報技術者試験における「アルゴリズム」「プログラミング」の重要性だと思います。特にこの2つは苦手としている方も多く、この出題の見直しを知ってガッカリされた方も多いのではないでしょうか。

今までは、基本情報技術者試験の合格点の目安60点に対し、アルゴリズムとプログラミングの配点は40点でした。ですので、現状は他の問題をしっかり回答できれば、アルゴリズムとプログラミングの解ける力がなくても、勘で回答埋めて数点得点しておけば十分合格できる試験でした。しかし、配点が50点になったので、出題見直し後はアルゴリズムとプログラミングの対策は必須になります。この50点のうち必ず10点以上を得点できなければ合格できない試験となります。

特にアルゴリズムは難問とされていますので、どうしても苦手という方は2019年中になんとか基本情報技術者試験に合格しておくことをオススメします。

ただ、下記のページでも記載していますが、私はアルゴリズム問題は知識がなくても考える力・問題を読む力があれば解ける問題だと思っています。アルゴリズムに苦手意識を持っている方は是非読んでみてください。

基本情報技術者試験アルゴリズムは誰でも解ける!解き方解説します!

また下記では過去問の解き方を解説していますので、アルゴリズムの過去問の解き方が分からないという方は是非参考にしてください。

基本情報技術者試験 午後問題「アルゴリズム」過去問の解き方 解説 まとめ

前述の通り、アルゴリズム問題は知識はほぼ不要です。ですので、知識をつけるための勉強量は、出題の見直しにより減るのではないかと思っています。

Python追加により合格者の幅は広がる

下のグラフはGoogle Trendで「Python」と「COBOL」の検索数を比較したものです。

このグラフからも分かるように、現状COBOLに比べてPythonの方が圧倒的に人気のあるプログラミング言語になっています。その分Pythonを使いこなせる人も多いと考えると、Python追加により基本情報技術者試験のプログラミング問題で得点できるようになる人が増えるのではないかと予想しています。

理解しているプログラミング言語がPythonのみのために、今までの基本情報技術者試験のプログラミング問題で得点できなかった方にとっては、合格しやすくなる出題の見直しになると思います。

また実用性のあるPythonですので、基本情報技術者試験に向けてPythonを始めてみるのも良いですね。私は現状Pythonほとんどできませんが、2020年一発目の基本情報技術者試験をPythonで受けてみようと思っています!

まとめ

  • 2020年春期の基本情報技術者試験から出題の見直しが行われる
  • プログラミング言語からCOBOLが廃止
  • プログラミング言語にPythonが追加
  • アルゴリズムとプログラミングが午後配点の半分を占めるようになる
  • アルゴリズムとプログラミングの対策・解く力が合格に必須になる

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2 COMMENTS

まき

だえうさん、こんばんは。今日結果がかえって来ました。
午前得点 57.50点
午後得点 38.00点

午前分野別得点
分野

得点(得点率)         満点
ストラテジ系 13.75点( 55.0%)25.00点
マネジメント系 10.00点( 80.0%)12.50点
テクノロジ系 33.75点( 54.0%)62.50点

午後問題分野
問題番号
分野
問1 情報セキュリティ
問4 ネットワーク
問5 ソフトウェア設計
問6 プロジェクトマネジメント
問7 システム戦略
問8 データ構造及びアルゴリズム
問11 ソフトウェア開発(Java)

言い訳苦しくてすみません。
試験の1か月前から派遣先の仕事が多忙の時期に入ってしまい、
勉強時間を計画していたのですが、朝から夜の日付跨ぎの仕事もあり
試験も疲労で無理やり受けてしまったので、集中できなかったのが一番の敗因です。

テクノロジ系とストラテジ系しっかりと対策して次は臨みます。(次、5回目です)

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daeu

まきさん

コメントありがとうございます。

忙しい中の受験、素晴らしいと思います!
結果から苦手分野が見えてきたと思いますので、
そこを重点的に対策して次の試験を迎えられるといいですね!
伸び代はあると思います!

ストラテジ系は私も苦手です…。
午後問題もストラテジ系の問題が出題されますので、
しっかり対応しておくと、午後の点数も伸ばせる可能性があると思います。

ちなみに私も最初に合格するまでに何回か落ちてる(3回くらい?)ので
ダメだったからといって、苦手意識を持つ必要はないと思います!

令和になって初の試験なので、私も次回は受験します!
次回の試験、お互い頑張りましょう!!!

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