Xアクセラレータの効果が高いページ・あまり効果が無いページ

XSERVER(エックスサーバー)が提供する機能の1つにXアクセラレータ(エックスアクセラレータ)があります。この機能をONにするだけでWebページ表示の速度が向上する素晴らしい機能です。ただしこのXアクセラレータ、効果が高い場合ももちろんありますが、実は全く意味のない場合もあります。

まずXアクセラレータの機能に付いて説明し、どのようなWebページで効果が高く、どのようなページだと効果が薄いのか、このXアクセラレータの機能はONにしておいた方が良いのか、デメリットは無いのか、この辺りを解説していきたいと思います。

バージョンについて

2019/2/20にXアクセラレータのVer.2が発表されましたが、こちらのページで解説しているのはVer.1(キャッシュによる高速化)の方になります

Xアクセラレータ

まずXアクセラレータの機能について説明していきたいと思います。と言っても、実はXアクセラレータが具体的にどのような仕組みであるかは公開されていません。ですが、公式サイトに記載されている内容からどのようなものかはだいたい推測できます。

まず Xアクセラレータについて、XSERVERの公式Webサイトでは下のように説明されています。

またXSERVERのサーバパネルでのXアクセラレータ設定画面で下のような記載があります。

この2つを見た感じだとWebサーバー側でキャッシュすることによる高速化と推測できます。

キャッシュによる高速化

キャッシュとは最近使ったデータやよく使用頻度の高いデータを手の届きやすくアクセスしやすい場所に置いておくことで、それらのデータへのアクセスを高速化するデータ管理方法です。

例えばよく着る服はタンスにしまうと毎回取り出すのが面倒なので、ハンガーにかけてすぐに着替えられるようにしておく。こんな感じの考え方で高速化しています。

またキャッシュにはさまざまなものが存在します。Webページ表示の高速化で良く用いられているのがブラウザキャッシュとサーバーキャッシュで、このXアクセラレータのキャッシュは後者に該当します。

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Xアクセラレータの設定

Xアクセラレータの設定はXSERVERのサーバーパネルから行えます。

サーバーパネルにログインして、高速化セクションのXアクセラレータの部分をクリックすれば、XアクセラレータのON/OFFの設定が可能です。

キャッシュするファイル

Xアクセラレータは機能の単純なON/OFFの設定だけでなく、キャッシュするファイルの種類も設定可能です。二種類から選択可能で、一つは「静的ファイルのみ」もう一つは「全ファイル」です。

静的ファイル

静的ファイルとは、ずっと同じ状態のファイルです。例えば画像ファイルなんかは基本的にWebサーバーにアップロードしたら後はずっと同じ状態ですよね。具体的に静的ファイルの種類についてXSERVERが公表しています。

対象ファイル(拡張子)
.css .js .jpeg .jpg .gif .png .svg .svgz .wbmp .webp .ico .jng .bmp .3gpp .3gp .ts .mp4 .mpeg .mpg .mov .webm .flv .m4v .mng .asx .asf .wmv .avi .mid .midi .kar .mp3 .ogg .m4a .ra .woff .woff2 .ttf .otf .eot

引用元:XSERVER

全ファイル

全ファイルとは静的ファイル+動的ファイルです。

動的ファイルとは状況や時間・タイミングに応じて変化するファイルです。

Webサイト運営をしている人にとって一番分かりやすいのはWordPressが生成するHTMLファイルだと思います。WordPressはクライアントからの要望に応じてPHPとMySQLによって動的にHTMLファイルを生成します。

HTMLファイルがキャッシュされた場合、次に同じページにアクセスされた場合はWordPressが生成したHTMLをクライアントに転送すれば良いだけなので、WordPressが動作する必要がなく非常に高速で効果も高いです。

ただし、アクセスする人によって表示するページを変える必要がある場合は動的ファイルもキャッシュすると不具合が発生する可能性がありますので注意が必要です。

※ECサイトやログインしたユーザーのみに表示するコンテンツなど、キャッシュ処理を想定していないコンテンツ運用の場合、正常に表示されないことがあります。

引用元:XSERVER

効果が高いページ

このXアクセラレータの効果が高いのはアクセス数の多いページです。

XSERVERのサーバパネルでのXアクセラレータ設定画面を再掲します。

ここに記載されている通り、ON [全ファイル]にしておくと、静的ファイルの場合で2分間、動的ファイルの場合は1分間のみサーバー側でキャッシュしてくれることになります。

ですので、あなたのWebサイトの中のページで2分間の間に同じページが2回以上閲覧された場合に効果が現れます。

1回目はキャッシュなしの状態で動作するので効果は出ませんが、2回目以降はキャッシュが効くので1回目よりも高速にページ表示が可能です。

キャッシュ対象を全ファイルにしておけば同じページへの1分以内のアクセスであればキャッシュが効くのでWordPressでの動的ページ生成の処理も不要でさらに効果が高いです。

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効果が薄いページ

しかし、逆に言えばキャッシュの有効期間の間にもう一度同じページを表示しなければ意味のない機能と言えます。

例えば3分後にページ表示が要求されたとしてもキャッシュは既に削除済みなのでXアクセラレータの効果は無く一からページ表示のための準備をする必要があります。

超単純に考えれば、一日に720回以上アクセスされるページだとXアクセラレータの効果がコンスタントに発揮できるはずです。

XアクセラレータはONにしておいた方が良い

ではアクセス数が少ないサイトはXアクセラレータはOFFで良いかと言うとそうでもありません。

なぜならバズった時のメリットが大きいからです。

バズった時のように一度に大量のアクセスが行われた場合、Webサーバの能力が足りなくなってページ表示が極端に遅くなる可能性が高いです。そうなるとせっかくの自分のサイトをアピールできる機会を逃してしまうことになります。

Xアクセラレータはキャッシュを利用した機能のため、このバズったときにこそ力を発揮してくれます。キャッシュが最大限に活用され、Webサーバへの負荷を抑え、大量のアクセス時にもページ表示の時間を短く抑えることが可能な場合が多いです。

しかし、このバズるという現象は予期しない時に発生したりするものです。ですので、せっかく自分のWebサイトを閲覧してもらえる機会を逃さないためにもXアクセラレータはONにしておくことをオススメします。

デメリット

ではデメリットはないのかというと実はあります。

キャッシュのデメリットはWebページの更新の反映が遅れることです。

例えばキャッシュが存在する場合に、そのページの表示が要求された場合はキャッシュのデータがクライアントに転送されます。

ですので、キャッシュが作成されてからページの更新を行なったとしても、更新前のキャッシュが転送されてしまうため、一度キャッシュが削除されるまでページの更新が反映されないことがあります。

この解決策はキャッシュを削除することです。すぐにページを更新の反映をしたい場合は、下記の手順でキャッシュの削除を行ってください。

・キャッシュ削除方法

XSERVERサーバーパネルでXアクセラレータを選択

キャッシュを削除したドメインを選択

キャッシュ削除をクリック

キャッシュ削除を確定

以上の手順でキャッシュを削除することができ、すぐにページの更新を反映することができます。

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まとめ

・Xアクセラレータはサーバ側のキャッシュを利用した高速化サービス
・特にアクセス数の多いページで有効
・アクセス数が少ない場合もバズった時のためにONにしておくのがオススメ
・すぐにページ更新した場合はキャッシュ削除

XSERVERはもともと高性能なサーバーとして有名でしたが、それだけに留まらず、こういった機能追加でもどんどん高速化を試みてくれるのがありがたいですね。

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